よくあるご質問

現在のアレルギー性鼻炎に対しての内服薬を減量、中止したいのですが、、

 アレルギー性鼻炎の治療として、飲み薬や点鼻スプレーを使用しても症状が軽減しないことや、お薬の副作用として眠くなることがあります。車の運転をするためにお薬の服用を控えている場合など、これまでの治療法に対しての副作用が心配で現在とは異なった他の治療法をお探しの方には舌下免疫療法をお勧めすることがあります。

 

現在の内服薬の効果に満足できないのですが、

 飲み薬やスプレーにて治療を受けて、その種類をいろいろと変更しても、満足できず、さらなる治療を受けたいとお考えの方には症状の軽減を目指す意味で舌下免疫療法のご検討の余地があります。舌下免疫療法にて症状の改善と薬物の減量が可能とされており、また、薬物療法が奏功しない症例に対しても症状の改善効果が期待できるとされております。

手術治療を受けることに抵抗があります。

 内服薬での効果が満足できず、また体に傷をつけるのには抵抗がある、という方は舌下免疫療法を併せてご検討ください。


長期に渡る効果を期待しているのですが、、

 内服薬、レーザーなどの治療法では治療効果を認めるものの、長期効果が持続するわけではありません。根本的に体質を改善して、症状を和らげたいとお考えの方は舌下免疫療法をご検討頂く余地があります。舌下免疫療法を3年以上継続して行うことにより、中止後も長期に渡り効果が持続するとされております。

舌下免疫をすると完全によくなるのですか?

 スギ花粉症が完全に治り、薬が不要になったという方は報告によりますが20%前後とされています。お薬を減らすことができた、という方も含めて症状が改善する人は報告により6080%ぐらいですが、残念ながら全く効かなかったという方もいらっしゃいます。

スギ以外にもアレルギーがありますが治療できますか?

 現在日本国内で保険適応となっているのはスギ花粉に対しての舌下免疫療法のみです。残念ですが、シダトレンによる舌下免疫療法はスギ花粉以外により誘発されたアレルギー症状に対しては効果がありません。つまり、同時にスギ、ハウスダスト、ハルガヤ、イヌ上皮等の複数の原因物質に対してアレルギー反応が誘発されてしまわれる方の場合、シダトレンの治療効果はその中でスギ花粉によるもののみに限られてしまいます。
 欧米ではイネ科、ブタクサ、ハウスダストなどの舌下免疫の臨床効果が確認されており、日本でスギ花粉に対するシダトレンによる舌下免疫療法治療が広く行われるようになれば、その他の原因物質についても治療が開始される可能性があります。


以前に皮下注射にて減感作療法を受けたことがありますが、治療が変わりますか

 以前に皮下注射にて治療を受けたことがある方の場合も、全く初めての方と同様に治療が開始となります。今回の治療でどの程度の効果が見込めるかについては、以前の加療の効果を確認することをも含め慎重に検討する必要があります。

 

治療の途中でさぼってしまったけど、もう一度再開できますか?

 一時舌下免疫療法を中断された後もう一度再開する場合、治療初期のお薬の投与量が少ない部分からやり直しになります。
 舌下投与する抗原の濃度を増やした後、しばらく中断してしまった場合、再開時に濃度の濃い量でいきなり再開すると口の中が腫れたり、蕁麻疹などのアレルギー症状が出る可能性が高まるからです。


子供でも大丈夫ですか?

 子供さんに対する舌下免疫療法の効果の方が大人に比べて高いのではないかという話もあります。しかしながら、お子さんの場合は副作用が出てもご自分でその症状を訴えることができず、副作用の発見とその対応に困難が伴う事があるために、現時点では13歳未満の舌下免疫療法の適応はありません。


妊娠中でも大丈夫ですか?

 妊婦さんへの治療に際して、万が一重篤な副作用が出た場合、母体のみならず胎児へも悲劇的な悪影響が出ないとは限りません。皮下免疫療法においては特に増量期に全身副反応を生じるリスクが高まるため、妊娠されている患者様に治療を開始してはならないとされています。
 舌下免疫療法においても皮下免疫療法を同様に、
妊娠されている患者様に治療を開始する事は禁忌であると考えられております。
 その一方、免疫療法そのものは胎児への催奇形性は無いと言われていますから、
妊娠前から既に加療を行っており、維持期の段階に来ている方であれば、妊娠を理由に治療を中断する必要はないとされております。

他の病気で治療中ですが、舌下免疫療法を受けることはできますか?

 喘息で治療中の方や蕁麻疹がある方(副作用が出やすいと危惧されます)、高血圧で特定の降圧剤(βブロッカー:具体的にはインデラル、アーチスト、セロケン等)を内服されている方、その他、免疫疾患・重症心血管疾患・呼吸器疾患などで重篤な合併症をお持ちの方は、副作用の発生頻度やその程度が増悪する可能性が高いと見込まれるという観点から、慎重な選択が望まれます。

治療中は今まで飲んでいた花粉症の薬は使えないのですか?

 問題有りません。舌下免疫療法の途中でも、気になるアレルギー症状がありましたら、我慢せず内服治療薬をお飲み頂いて結構です。免疫療法は根本治療を目指す治療ではありますが、その効果としては人により症状の軽減のみの場合も当然ございますので、内服治療は必要があれば継続して頂き、最終的に減量や終了を目指していきます。 また、内服で副作用のリスクも軽減できると考えられます。

スギ花粉の時期だけ免疫療法を受けたいのですが?

 花粉飛散シーズン中に治療を開始しますと副作用が出やすくなる可能性があります。舌下免疫療法の治療では、基本として治療は花粉が飛散する前から開始して頂きます。花粉の飛散する春先に治療を維持期として継続しておけば症状が軽くすむと期待されます。
 一方、途中で治療をやめてしまうと翌年以降の効果は持続しないことが多く、
最低でも23年以上行う事ををお勧めしています。